2015年6月21日日曜日

建設に反対するのぼり旗を設置しました。

6月21日 西加瀬町内会では朝から

株式会社伸和技研の進める大ワンルームマンションの

建設反対を求めるのぼり旗をすべて許可済みの私有地内に設置しました。
雨の中、町内会の近隣住民が集まりみんなで協力して立てました。






西加瀬町内会ではこのプロジェクトに断固反対しています。



2015年6月20日土曜日

なぜ大ワンルームマンションの建築に反対するのか

最近の不動産、住宅は、一部地域では不動産価値が上昇しつつあります。私たちの住む元住吉駅は隣駅に東横線の武蔵小杉駅があります。近年、横須賀線の開通、タワーマンションの建設、グランツリーなど商業施設のオープンで全国的にも注目されている都市です。同時に投資目的でのワンルームマンションにも人気が集まっております。これは当然、購入者が住むのではなく、第三者に貸し出して賃料収入を得るために購入するケースが多くなっています。都心は学生が多いことから、ワンルームマンションの需要は底堅いものがあります。しかし、ワンルームマンションの増加は、地域の子供を減少させるとともにコミュニティの希薄化という問題を招いています。また将来的な少子高齢化が進めば確実に空き家が増えていくことが懸念されています。たとえ入居者で人口が一時的に増えたとしても子供をもつ世帯が増えなければ、将来的な街づくりや人口の増加にはつながりません。

こんなデータがあります。

野村総研のレポートや国の統計である

国交省国土計画局のデータです。
これをみても今後日本の人口は間違いなく減少していきます。





とりわけ若年層が減少していく中、本当にこんな大型のワンルームマンションが住宅街に必要なのでしょうか?もし、将来的に投資価値が減少した場合はどうするのでしょう?全部が賃貸マンションに変更されるのでしょうか?空き家だらけになる可能性も考えられます。
当然、事業者はマンションを売ってしまえば終わりかもしれませんが近隣住民はここに一生住み続けます。しかも狭い形態ばかり偏った住宅の供給は、地域の構成員を限定させ、子育て、教育、福祉、町内会など多様な世帯が協力して行うべき街づくりに、将来、重大な支障をきたすことが懸念されます。

また孤立化やコミュニティの希薄化だけでなく生活時間の違いやマナーの問題、入居者が頻繁に入れ替わる可能性や安全面での信用性、災害時の対応なども含め安心して暮らしていくための不安が尽きません。

そのため都心各区ではすでにワンルームマンションの規制が次々と打ち出されています。
一定戸数以上のファミリータイプの併設を義務付ける条例(一部で指導要綱)を定めています。
その一例として、豊島区では平成15年12月に「狭小住戸集合住宅税」の条例を制定し、平成16年6月1日から施行しました。

「豊島区狭小住戸集合住宅税条例」(地方税法第5条第3項及び同法第669条に基づく市町村の法定外普通税)に基づく狭小住戸集合住宅税の課税上の取扱いについて

これまで、千代田区や中央区、葛飾区のようにマンションのような大規模住宅に対して一定割合以上の家族向け住戸を義務付ける動きはありましたが、税金という形で強い姿勢を打ち出したのは豊島区が初めてでしょう。
平成10年住宅・土地統計調査によると、豊島区内の住宅は約125,000戸ありますが、その40%以上が30㎡未満です(下図参照)。

その結果、全世帯に占める単独世帯は56%と23区で一番高い割合となりました。その一方で、子供をもつ世帯は26%まで減少したことから、豊島区としては将来の街づくりに強い危機感を抱いていました。

狭小住戸集合住宅税について

豊島区の狭小住戸集合住宅税は、専用面積29㎡未満の狭小住戸が9戸以上の場合、建築主が1戸につき50万円 支払うというものです。長く営業している不動産業者によると、建築主の側でも29㎡未満の住戸を8戸までにおさえることで、課税されないように工夫する動 きが出てきたということです。

ワンルームマンションの建設業者は開発規制で足並みをそろえる東京都区部から、野放し状態である川崎市を狙って、今後次々と進出してくる恐れがあります。現在、人口の流入が増加傾向にある川崎市でこういった規制がいまだない事に危機感を覚えています。私たちは川崎市でも早急なワンルームマンションの対策の制度整備の必要性を訴えていくとともに
株式会社伸和技研の建設する「中原区西加瀬プロジェクト(仮称)」に断固反対していきます。

2015年6月18日木曜日

川崎市議会への請願書を提出、受理されました。

昨日6月17日 川崎市議会へ株式会社伸和技研が進行中の

「中原区西加瀬プロジェクト」の大ワンルームマンション計画に対し

変更を求める請願を提出し受理されました。

町内会では今後、署名活動を行い計画の変更を求めていきます。

地域の方々だけでなく全国の皆様からのご協力を宜しくお願いします。





2015年6月16日火曜日

プレールドゥーク元住吉 大ワンルームマンション反対運動の経緯

神奈川県 中原市 西加瀬町内会は株式会社伸和技研の行う

街壊し大ワンルームマンションの建設に反対運動をしています。

まずはその経緯から書きたいと思います。




今回の事業は

建築主である 株式会社伸和技研

設計者 株式会社デザインファクトリー。

当初解体業者とされ施工主未定として工事開始直前に公表された株式会社合田工務店。近隣対策の説明業務者として株式会社ギャバンによって行われている。


【経緯】
  • 2015年1月20日に標識が設置される
  • 1月27日に西加瀬町内会で住民の声を聴く相談会開催。28名+町会3役 計31名で意見を出しあう。
  • 1月29日に合同での解体工事説明会が行われる。町内会の近隣住民が参加し、2時間ほどの説明会、質疑応答や行われました。その際「住民の意見をできる限り反映させる」「次回説明会までに要望をまとめ書面での返答をする」ということで終了する
  • 2月2日 町内会でまとめた要望書、協定書を提出
  • 2月6日 株式会社ギャバンより見解書がFAXされる
  • 2月9日 この返答内容に納得がいかず要望書の回答について説明会を求める4社で相談との回答有
  • 2月13日 説明会の開催をする必要がないとの回答有
  • 2月14日 説明会の開催要望申し入れ書送付
  • 2月17日 区役所に出向き事業者が提出した説明報告書をコピーする

    2月18日 再度、説明会の開催要望申し入れ書送付
  • 2月23日 川崎市への意見書を近隣住民で11通提出。

    2月28日 再、再度、説明会の開催要望申し入れ書送付。合田工務店に工事によって発生する問題について回答を求める
  • 3月6日 11通分の見解書をうけるが、すべてまったくこちらの意見を無視した誠意のない回答でした。各、質問、要望への返答が書かれた文面の最後には 「川崎市建築行為及び、開発行為に関する総合調整条例」の手続きが終了した後も建築確認の申請、新築工事の着工は事業スケジュールに則り進めさせていただきますが、近隣との話し合いは継続していくことをお約束いたします。」と記載されたものの、その後、こちらの解体工事の内容への要望については「全員の意見にすべて対応することは現実的に不可能なため」「説明会という限られた時間内で行うことが困難」「双方で決定した議題でのみ話し合う場を設ける」ということで、その後、再三の申し入れにもかかわらず、すべて「説明済みで応じる必要がない」との誠意のない回答に終始し、施工業者未定の為、業者決定次第説明会を開催するといったまま説明会は開催されなかった。その間、着々と解体工事は、説明もないまま行われ、近隣は騒音、粉じん、地震と間違えるような震動に悩まされる。
  • 5月23日夕方に 説明業者である株式会社ギャバンより一斉に近隣のポストへ粗品と「5月27日平日水曜の18時から説明会を開催する」と一方的なお知らせが入る。住民の同意のない日程での開催で建設的な話し合いが出来ないと判断し町会では日程を再度協議するよう申し入れました。
  • 5月27日事業者である株式会社伸和技研 赤嶺事業責任者に電話したところ、「1月29日の説明会で町内会、近隣住民への説明済みで了解を得ていると認識している。すべて説明済みで今後工事関係での説明はするが建設計画については一切の変更はない行いつもりはない。変更を申し出るのであれば弁護士を立ててください」との驚くべき回答がありました。
  • 5月30日 厳重注意の申し入れを事業者にFAX
以降、解体工事後、説明もないまま基礎工事が行われ、大型トラックの出入り、騒音、粉じん、地震と間違えるような震動、自分たちの家よりも3倍近い高さの重機に生活を脅かされ、排気ガスに迷惑しながら生活する日々を送っています。
これについて随時、川崎市環境対策課へ度々相談なども行ってきましたが
騒音、振動、排気ガスなど「規制や基準がない」とのことで相談することでしか対応が出来ないまま現在も工事が進行しています。



2015年6月15日月曜日

中原区西加瀬プロジェクトの建設反対運動について



私たちの居住している神奈川県川崎市中原区の「西加瀬」は東急東横線「元住吉駅」徒歩で10分弱の地区です。

春は「神奈川の桜100選」にも選ばれる渋川 沿いの桜並木に華やかに桜が咲き並び、

夏は町内会のお祭りでお年寄りから子供まで賑わう静かな住宅街です。

徒歩圏内には自然の豊かな平和公園が隣接してい ます。

そんな静かな住宅街で株式会社伸和技研が建設を進行する109戸の狭小集合住宅、投資用ワンルームマンションの建設が進行しています。

2015年の1月末以降事業者に対しては町内会で切実な要望に対しまったく誠意のない対応が続いており、住民一同憤りを感じております。

川崎市の総合調整条例に基づく住民要望書に対しては示された「見解書」にはほぼ「ゼロ回答」といえる内容で、その後、町会は説明会の申し入れを続けましたが、2月9日付けで市長に「説明報告書」を提出し話し合いは打ち切られました。

現在は解体工事が終わり、住民が納得する形での説明がないまま建設工事が進められています。

神奈川県中原区西加瀬9-27 仮称 中原区西加瀬プロジェクト




 西加瀬町内会では「街壊し」につながる恐れがあり、工事でも住民に不安を与え続けている大ワンルームマンションの建築の反対運動を行っております。

この運動の経過を事実に元付き、資料の提示、状況をまとめ日々更新していきます。

この運動が広く、全国で認識されることと、請願の協力やこれからまたは現在、住環境を保全しようと運動を行っている方々の参考になればと思っております。